上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え/喜多川泰

上京物語

喜多川泰の6作目の作品になります『上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え』(以下『上京物語』)をご紹介します。

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目次

『上京物語』の基本情報

著者喜多川泰(きたがわやすし)
出版年2009年
ジャンル自己啓発
ページ数190頁(kindle)

『上京物語』のあらすじ/まとめ(ネタバレなし)

『上京物語』は大きく二つのパートで構成されています。
① scene1『裕介』の物語
② scene2父からの手紙

① scene1『裕介』の物語
裕介という男性が主人公。大学を卒業し、成功者=金持ちになるのが夢。
しかし具体的にどうすれば成功者になれるのかわからないまま、とりあえず会社に入って資金を貯めることを決めて働き始める。しかし……

ほしにゃー

『裕介』は現代日本人が多く当てはまる人物像のようです。

② scene2父からの手紙
『裕介』の物語を受けての展開。
現代日本人の多くが囚われている『常識』という名の殻を示し、自分なりの自分独自の価値観を持つ方法が書かれている。

本文の後に著者のあとがきがあり、その後人生を考えるのに参考となる良書のリストが挙げられています。

自分の人生を自分の自由選択で生きているように思っているけれど、実は世の中の価値観の言いなりになっていないか。
成功者の定義も社会の『常識』を無思考のまま受け入れていないか。

学生も社会人も、自分の価値観を顧みる機会となります。
人によって参考になる部分、参考にならない部分もあると思いますが、自分がいまいる位置を確かめるのに適した著書です。

なお大変上から目線であることは承知していますが、6作目にして小説の技巧的に進歩した感を受けました(偉そう)

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