2013年、フランス語で出版されて以来世界中でバカ売れしているピケティの『21世紀の資本』。
原典はフランス語版で950ページ以上ある分厚~い本(日本語版700ページ超)ですが、今回は『21世紀の資本』のエッセンスともいえる解説書をご紹介します。
とてもわかりやすい上、1時間もあれば読めます!
【図解】ピケティ入門の基本情報
著者 | 高橋洋一 |
ページ数 | 90頁(kindle) |
発売日 | 2016年 |
ジャンル | 経済 |
【図解】ピケティ入門がおすすめの理由
何事もオリジナルが大切というのはわかっているんですよ……
でも、専門用語てんこ盛りであろう700頁超の本を読む気になれないっス。大切な部分だけ読んでサクッと理解したい!
という、わがままなあなたと私にちょうどいい著作です(^^
【図解】とあるので、ほぼ図で構成されているのかと思ったのですがそこはちょっと違いました。
ピケティが『21世紀の資本』で使用しているデータ(図)を、経済学初心者にもわかりやすく説明(解)している本でした。
つまりオリジナルも踏まえつつ、理解しやすいお得な形式!なのです。
経済学初心者でも『21世紀の資本』の概要が見えてきます。
ピケティとは
トマ・ピケティ(Thomas Piketty)は1971年生まれ、フランスの経済学者。
経済的不平等(格差)について、長期的歴史比較・膨大なデータ比較をもって分析する専門家。
マサチューセッツ工科大学(助教授)、フランス国立科学研究センター(研究員)などを経てパリ経済学院の設立に尽力、初代代表となる(現在は教授)。
『21世紀の資本』とは
『21世紀の資本』(Le Capital au XXIe siècle)とは、2013年に出版されたトマ・ピケティの著作。
資本収益率(r)と経済成長率(g)の関係式を軸として、資本主義経済における経済的不平等がどのような過程を辿っていくのかを説明しています。
『21世紀の資本』を書くため、200~300年という長期間にわたる、およそ20か国の税金のデータを集めるのに15年かかっています。
資本主義経済において、経済格差は次第に縮まっていくという『クズネッツ曲線』を否定していることでも有名です。
なんとドキュメンタリー映画まであるんですよ……
ドキュメンタリー映画『21世紀の資本』はトマ・ピケティ本人が監修・出演しています。
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