Sweet Rain 死神の精度

死神の精度映画

今回は伊坂幸太郎著『死神の精度』を映画化した作品『Sweet Rain 死神の精度』をご紹介します。

ほしにゃー

金城武(かねしろたけし)主演!!

目次

『Sweet Rain 死神の精度』の基本情報

基本情報

・伊坂幸太郎著『死神の精度』(2005年初版発行)を映画化したもの。
・2008年公開/日本国
・上映時間113分
・ヒューマンドラマ・ファンタジー風味
・監督:筧昌也 脚本:筧昌也/小林弘利
・主演:金城武
・出演者:小西真奈美/富司純子/光石研/石田卓也 他

ほしにゃー

チョイ役ですが、眞島秀和さんも出演されているのでチェック!

『Sweet Rain 死神の精度』のあらすじ

人の死を判定する死神、千葉は調査相手が死にふさわしいか否かを1週間で決めるのが仕事。
もしターゲットが死にふさわしければ『実行』、ふさわしくなければ『見送り』と判定する。

時を超えた存在である千葉は、人間とは感覚や言葉の認識がずれていて不思議な空気感を持っている死神です。
映画化に乗り気でなかった原作者の伊坂幸太郎が、金城武ならOKと了承しただけあって千葉役にピッタリ。

ほしにゃー

映画は3つのパートに別れていますが、実は……

世界観やキャラクター設定は原作『死神の精度』と同じですが、細かい部分が全く同じではないところがミソになっています。
原作を読まれた方は映画との違いを楽しめますし、未読の方でも問題なく理解できる仕様です。

『Sweet Rain 死神の精度』のキャスト

金城武/主人公 千葉役
1973年台湾生まれ。日台ハーフ。日本語・英語・北京語・台湾語・広東語が堪能。
映画『恋する惑星』で世界的に認知され国際的に活躍する俳優・モデル。

アジア人初となるプラダのワールドキャラクタ―起用、エンポリオ・アルマーニの広告塔起用。
代表作に『天使の涙』『LOVERS』『リターナー』『レッドクリフ』などがある。


小西真奈美/第1パートの主人公・藤木一恵役
1978年生まれ、鹿児島県出身。
2001年~2003年放映のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ちゅらさん』で人気を博す。

女優業だけでなくバラエティ番組への出演や、歌手・シンガーソングライターとしての活動も積極的に行っており、2008年にはKREVAプロデュースでメジャーデビューも果たしている。


富士純子(ふじすみこ)/第3パートの主人公
1945年生まれ、和歌山県出身。
七代目尾上菊五郎の妻、寺島しのぶと5代目尾上菊之助の母(2021年現在)。

映画『緋牡丹博徒』の主人公、緋牡丹のお竜が当たり役。情報番組『3時のあなた』の司会者としても有名。

ほしにゃー’s レビュー

ほしにゃー’sレビュー

金城武が絶妙

金城武の良さが遺憾なく発揮された映画です……(唐突なファン目線)
外見はカッコよく・自然なユーモラス感・ピュアな真面目さが金城武の醍醐味だと思うのですが、これが『Sweet Rain 死神の精度』の主人公、千葉によくマッチしています。

伊坂幸太郎の作品は現実社会が舞台でありながらどこかファンタジーの香りがする特徴があります。
この『Sweet Rain 死神の精度』は原作の雰囲気を上手く表現していますし、金城武の持つ『ちょっと日本人離れ/浮世離れした感じ』も世界観を作り上げるのに大いに貢献しているのです。

ほしにゃー

スーツで出てくるシーン、さりげなく萌え袖仕様なのはお見逃しなく!

金城武以外の配役も、いかにもといった布陣で説得力があります。
光石研の『昔気質のヤクザ役』とかもう適役すぎ!!

3部構成という伏線

オムニバス形式(一本の映画の中に複数の異なるストーリーが展開する手法)の映画は、観客が一つ一つのストーリーに入っていくのに時間がかかるので苦手な方もおられるでしょう。
『Sweet Rain 死神の精度』は3つのストーリーで構成されていますが、それぞれの導入部分は入りやすく工夫されています。

3つの物語は主人公千葉と、千葉が大好きな『ミュージック』が大きなカギとなっています。
『Sweet Rain 死神の精度』はそう複雑な構成ではありませんが、迷子になりそうな場合は特に『ミュージック』に着目してみてください。

ほしにゃー

観た後、柔らかなほんわかした気持ちになれる映画です

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