手紙屋 僕の就職活動を変えた十通の手紙/喜多川泰

手紙屋

喜多川泰の3作目にあたる『手紙屋 僕の就職活動を変えた十通の手紙』(以下『手紙屋』)をご紹介します。
次作『手紙屋 蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙』』ともリンクしています。

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『手紙屋』の基本情報

著者喜多川泰(きたがわやすし)
出版2007年
ジャンル自己啓発
ページ数217頁(kindle)

『手紙屋』のあらすじ/まとめ

『僕の就職活動を変えた十通の手紙』というサブタイトルからもわかりますが、『手紙屋』は就職活動中の男子大学生が主人公です。

西山諒太(にしやまりょうた)……主人公。地方から横浜に出てきた大学四年生。就職活動に本腰を入れないとと思いつつも、自分が何をしたいのか、何ができるのか迷っている。

諒太は何となく興味があるという理由で、とりあえずマスコミ関係の会社の面接を受けようかな、というふわふわした状態。
とあるきっかけで”手紙屋”なるものの存在を知り、就職活動への不安を書き綴っては返事をもらいます。

ほしにゃー

はっきり希望する職種が決まっている人以外は、諒太の迷いに共感するところが多いのではないでしょうか。

手紙屋からの返事の内容は「働くこと」の意味に始まり、自分の価値を高める方法や入社する会社の決め方へのアドバイス、自分の適正についてなど多岐に渡ります。

諒太は手紙屋とのやり取りを通して、自分がどういう就職をしたいのかがハッキリしてきます。
もちろん働くことの意義モチベーションは人によって違いますが、一つの考え方として読んでおいて損ではない内容となっています。

これから就職する人だけでなく、既に何らかの職業についている人にとっても自らを振り返る良い契機となる良書です。

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